スマホやタブレットを使う上で欠かせない充電器ですが、近頃では置くだけで充電できるワイヤレス充電器が人気上昇しています。
ワイヤレス充電器に対応した機種が増え、Qiレシーバーが販売されたことにより需要が一気に増え、大手メーカーからも多くの製品が販売され、スペックも形状もさまざまで種類が豊富です。
需要が増えたことで製品の選択肢が増えましたが、逆に選ぶのが難しく感じる方も多いのではないでしょうか?
「とにかく機能性にこだわりたい」
「デザインがいいものがいい」
「価格が安い方がいい」
こだわりたいポイントは人それぞれですが、今回はその中でも「デザイン性」を重視したい方に向けて、おしゃれで人気の高いワイヤレス充電器を紹介させていただきます。
もくじ
ワイヤレス充電器とは?
ワイヤレス充電器とは、ケーブルを介さずに接触のみで端末に給電できる充電器です。
このケーブルを介さずに給電する仕組みを「ワイヤレス電力伝送」と呼ばれます。iPhone8以降の機種では、ワイヤレス電力伝送の中でも近距離で充電ができる「電磁誘導方式」に対応しています。「電磁誘導方式」は国際標準規格である「Qi(チー)」でも採用されています。
Qi(チー)とは?
「Qi(チー)」とは、ワイヤレス充電の技術の国際標準規格を策定する業界団体、ワイヤレスパワーコンソーシアム(Wireless Power Consortium = WPC)が定めた国際標準規格です。
ほとんどのワイヤレス充電器がこの「Qi(チー)」を共通規格として採用しています。なので、Qi規格製品はメーカー問わずに利用ができます。iPhoneでもGalaxyでも充電可能なのは魅力ですよね。
ただ、充電器はQi規格製品でも端末がQi非対応の場合はワイヤレス充電はできません。例えば、iPhone7以前の機種はQi対応です。ワイヤレス充電器を購入する前に、まず現在の端末がQi対応かを確認してください。
ワイヤレス充電器の選び方

ワイヤレス充電器の選び方は、使い方・置き場所によって変わってきます。自分が普段、どのような場面で充電器を使っているかを確認しておきましょう。
【ワイヤレス充電器の選び方をさらに詳しく紹介した記事】
対応機種を必ず確認してください!
前述したように、端末がQi規格に対応していないと利用できません。
最近の端末のほとんどが対応しているのであまり心配はありませんが、端末が古いと対応していないことが多いです。
使用している端末の機種を確認してQi対応かどうかを確認しておきましょう。
使いやすい形状のタイプを選んでおきましょう
ワイヤレス充電器の形状は、主に4タイプに分けられます。
【ワイヤレス充電器の主流な4タイプを詳細な紹介記事】
パッドタイプ
薄くて平たい充電パッドの上に端末を置いて充電するタイプです。安価で一番種類が豊富です。
人気は高いですが、充電中の操作は難しいです。
スタンドタイプ
端末をスタンドに立てかけて充電するタイプです。
パッドタイプ同様に人気で種類は多いですが、パッドタイプより比較的価格は上かな、という印象です。
立てかけるので充電中でも画面操作が可能なのが大きなメリットです。
マウントタイプ
車のダッシュボードやエアコンの吹き出し口に設置する車載用充電器です。
アームに端末を挟んで固定して充電します。電源は、シガーソケットからカーチャージャーを介して充電しています。
モバイルバッテリータイプ
バッテリーを内蔵したタイプで、コンセントに繋ぐことなく単体で使うことができます。
USBポートが付いているので通常のモバイルバッテリーと同じく有線充電が可能で、有線充電しながらワイヤレス充電も可能です。
携帯性に優れ、持ち運びに適しています。
NEW! 3in1タイプ
近頃では上記のタイプを複数兼ね備えたタイプも出てきました。
3in1タイプとは、1台の充電器で3台の充電が同時に可能なタイプです。
充電器本体に充電パッドが複数ついているタイプや充電パッド+USBポートが複数ついているなど、スマホを充電しながらタブレットを充電ができたりとかなり便利です。
Qi製品であれば、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチの充電にも対応しているので使い勝手もいいのがメリットです。
使用時の注意事項!
ワイヤレス充電は便利ですが、使う上で抑えておくべき注意事項があります。
発熱対策をしておきましょう
端末を充電する際には少なからず発熱します。
通常の使い方であれば放置しても問題はありませんが、電力消費量によっては高温に発熱してしまいます。高温状態を放置していると大変危険なので、発熱時の対策や発熱を軽減する使い方を覚えておきましょう。
端末を正しい位置に置きましょう
ワイヤレス充電器は、充電器の送電側コイルと端末の受電側コイルが重なった時に発電され熱が発生します。コイルの位置がズレると供給される電力の変換がうまくいかず、それだけ電力消費量が増え、高温になりやすくなります。
コイル同士の位置を正しく合わせると、発熱を軽減する事ができます。
日当たりのいい場所は避けましょう
日当たりのいい場所で充電すると、外部からの熱でより影響を受けてしまいます。
日当たりのいい場所・暖房器具などの近くは避けておきましょう。
スマホカバーは熱がこもりやすいので注意!
スマホカバーをつけたまま充電すると、より熱がこもりやすくなります。
また、コイルとコイルの間にカバーがあることで接触がうまくいかずに反応が悪くなったり、電力の変換がうまくいかなくなることがあります。
カバーにスマホリングなどの金属素材があると余計に発熱してしまいます。
カバーがついていても充電自体は可能ですが、充電効率が下がる可能性があります。
おしゃれでかわいい!おすすめのワイヤレス充電器10選紹介!
【エレコム ー W-QA08R】
5W出力の置き型ワイヤレス充電器です。50センチのケーブル付き。滑り落ち対策の滑り止めリングがついています。
3mm以下の厚さのケースであれば、ケースのままでも充電が可能です。しかし、3mm以下のケースであっても条件によっては充電できない場合があります。
フチについたうさぎのモチーフがかわいくておしゃれで、置いておくだけでも室内をかわいく演出してくれます。
【VeeLink ー 3in1タイプ ワイヤレス充電器】
最大20W出力で急速充電可能な3in1タイプの ワイヤレス充電器です。
USBーCポートが1つと充電パッドが2箇所ついており、USBケーブルを繋げれば3つの端末を同時に充電ができます。
竹製のパッド部分が高級感のあるおしゃれがあり、シンプルなのでお部屋に置いても違和感なく溶け込んでくれます。
デザインは素晴らしいですが、Qi非対応なので対応機種をよく確認する必要があります。
【IMDEN ー 急速ワイヤレス充電器】
Qi対応製品で最大15W出力可能。
Qi製品の互換性が高さ+急速充電のハイスペックなワイヤレス充電器です。一部イヤホンケースにも充電対応可能です。
異物検知機能が搭載されており、金属製のもの、磁気を帯びたものがあることを検知し、充電が停止されます。他にも過電圧保護・温度調整・過充電防止など保護機能を多数備えており、端末を安全に充電できます。
シンプルなのに多機能でパワフルな充電器です。
【Belkin ー ワイヤレス充電器 MagSafe認証品】
Apple社が開発した磁気技術である「Mag Safe」に対応した3in1タイプのワイヤレス充電器です。
パッドタイプとスタンドタイプのハイブリッドなデザインは自由度が高く、プロの厳正なる審査によって、“絶対買い”のプロダクトが選出される「VGP2022」にも選出されました。
価格が高いのがネックですが、スペックの高さと類似品が少ないことから適正価格かなという印象です。Appleを代表する3種の神器である、Apple Watch・AirPods・iPhoneを同時にシームレスに急速充電が可能なのでAppleユーザーにはおすすめです。
【Anker ー ワイヤレス充電器 PowerWave】
スタンド+2in1タイプのワイヤレス充電器です。スタンド部分は強力な磁気で接続し、効率的に充電が可能です。
充電時の角度は縦横自在です。視野角を最大30°に調整もできます。充電中の操作の自由度が高いです。
シンプルで無駄を省いたデザインがおしゃれでハイセンスであり、デスク上に置いても見栄えがいいです。
こちらも価格が高いですが、機能性とデザイン性を考えると優秀でしょう。
【エレコム ー Qi規格対応ワイヤレス充電器】
「毎日使うものだから可愛くそばに。充電時間も幸せなひとときに。」をコンセプトにしたデザインQi対応充電器です。
抜群なかわいさで種類もカラーも豊富。どれもかわいくて迷ってしまうほど。なのに価格がめちゃめちゃ安い。
5W出力で充電速度は遅めですが、一晩放置していればフル充電できます。
出力はやや弱いですが、その分デザインに特化しています。