モバイルバッテリーは、外出先でもデジタルデバイスを充電できる予備電源です。
ノマドワーカーや出張が多い職業の方が心配になるのが、「外出先でのデバイスの充電切れ」です。今はコンセントを設置しているお店が多いですが、それでもどこにでも充電環境があるとは限りません。また、電車などで移動中であれば充電は難しいでしょう。
いざという事態を考えたら、非常用の予備バッテリーを持っておいた方が安心して外出先でもPC作業に専念できますよね。
今回はモバイルバッテリーの選び方について解説していきます。
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モバイルバッテリーとは?
モバイルバッテリーは、持ち運び可能な予備バッテリーです。
一般的にモバイルバッテリーは、PC・スマホ・タブレットのデジタルデバイスの充電に使われるイメージですが、製品によっては携帯ゲーム機やルーターの充電にも対応できます。モバイルバッテリー1つで複数のデバイスの充電が可能な便利アイテムです。
スマホが手放せないという方にとっては、充電切れは大敵です。モバイルバッテリーがあれば安心して使うことができるので必須アイテムでもあります。スマホへの依存度が低い方でも、地震や台風といった災害時の充電に役立ちますので、1台持っていると、いざというときに安心です。
モバイルバッテリーの選び方!
モバイルバッテリーを購入する前に抑えておくべきポイントを紹介します。
容量が大きければ大きいほど何度も充電可能!

モバイルバッテリーの製品情報には、電池(バッテリー)の項目に「〇〇mAh」と必ず書いてあります。
mAh(ミリ・アンペア・アワー)はバッテリーの容量を示す単位。「放電容量」とも呼ばれています。
バッテリーが0%から100%になるまでに放出される電気量が「mAh」という単位で表されます。
「mAh」の数値が大きければ大きいほど、大量の電気を蓄えることが可能であるということであり、蓄電量が多ければ、充電可能回数にも比例します。
日常生活で使う用なら1〜2回は充電したいところ。旅行・出張なら4回以上充電できれば安心できるでしょう。
スマホのフル充電(1回)には5000mAh以上必要
スマホのバッテリー容量は製品によって違いますが、現在販売されているスマホは、3000mAh以上のバッテリーを搭載している機種がほとんどです。
低価格か小型・軽量のコンパクトさが特徴のモデルだと容量が3000mAh未満のものもあります。10万円前後のハイエンドモデルでは4000mAh以上の容量も珍しくありません。
全体的に見た時、スマホのバッテリーの容量は、3000mAh~3500mAhが平均値と言えます。
スマホをフル充電しようとした場合、モバイルバッテリーには5000mAh以上は必要となります。旅先で何度も充電することを想定するなら10000mAh以上の大容量モデルをおすすめします。
スマホのバッテリー容量の平均・・・3000mAh~3500mAh。(ほとんどが3000mAh以上。)
日常生活で使う用の場合・・・5000mAh以上が望ましい。
旅行・出張先で使う用の場合・・・10000mAh以上あれば安心して使える。
急速充電には出力(ワット)が大事!
スマホを充電する際にはフル充電にかかる時間が気になるところです。充電中でもスマホ操作は可能ですが、充電中に操作することはバッテリーの寿命を縮めかねないのであまりおすすめはしません。
できるだけ急速充電が可能なものを選ぶのがポイントになります。
充電速度は出力量、W(ワット)数に比例します。W数が大きいほど電圧と電流が高く、充電速度が速くなります。
しかし、スマホには安全に充電できる最大W数が定められています。最大で18W(まで)に対応するスマホの場合、同じ18Wの充電器を使用すれば上限いっぱいの速度で充電できますが、スマホの最大値を超えるW数の充電器で充電しても、対応W数以上の速度にはなりません。
もし、充電器のW数がスマホのW数を下回っている場合、充電器のW数の充電速度になります。USB Power Delievry(以下USB PD)対応の充電器に変えることで対応できます。
USB PD基準の充電器なら、一般的な5Wのモバイルバッテリーと比較して約20倍のパワーを出せることとなり、その分充電速度の大幅な向上に期待ができます。
USB Power Delievry(USBパワーデリバリ/略:USB PD)
USBケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格です。従来対応できなかったタブレットやノートPCなどへの受給電が可能となり、対応機器が大幅に拡大します。さらに、モバイル機器への急速充電(充電時間の短縮)も可能となります。
おすすめの高出力(W数)のモバイルバッテリー
Omnicharge
高出力・豊富なポートでどんなデジタル機器にも充電可能!
スマホ・タブレット・PCなどデジタルデバイスはもちろんカメラやドローンにも充電が可能。ワイヤレス充電対応。
最大100Wの高出力ができるパワフルさがポイントです。100WのACおよびDC、60WのUSBーC PDで、MacBook ProやSurface Proなど、ほとんどのスマートデバイスに電力を供給できます。デバイス別に充電器を持ち歩く必要がありません。ワイヤレス対応なので邪魔なケーブルも不要。荷物を軽く、カバン内もスッキリできます。
大容量の20000mAh。数日の旅行に持っていっても安心です。
ただ高い!デバイス用のモバイルバッテリーとしては約30,000円と高価格です。試しに使ってみたい、なんて軽い気持ちで手を出しにくいところ。しかし、容量・出力がパワフルで1台で済むスペックの高さは魅力でしょう。
持ち運ぶ用はコンパクトさと重量を要チェック!
持ち運ぶことを想定したら、カバンに入れて持ち運べるサイズのコンパクトさと軽量さが重要です。
重さは150g前後のものがおすすめです。一般的なスマホの重さは150~200gほどなので、それと同程度の重さであれば長時間持ち運んでも疲れにくいです。
ただし、軽量のものほど容量は小さく、重量が増えるほど容量も大きくなる傾向があります。持ち運びやすさと容量のどちらを重視するかも考慮して、バランスのよいものを選ぶようにしましょう。
おすすめのコンパクト・軽量タイプのモバイルバッテリー
ELECOM(エレコム) DE-C22L-3350BK

持ち運び簡単なスティックタイプ!72gの超軽量なので負担になりません!
最大2.4Aの高出力が可能。iPhoneを素早く充電できるのが特徴。
バッテリー容量は3350mAh。約1800mAhのスマホを約1回フル充電できます。
接続することで自動でデバイスを識別し、デバイスに最適なW数で最速に充電が可能。また、ボタンでバッテリーの残量がチェックできるのでわかりやすいです。
スマホを充電する時には、ボタンを長押ししないと充電が開始されません。また、小型なので容量はやや少なめです。旅行・出張などの長時間の外出で使うには心許ない容量。しかし、日常生活で使う用としては十分な容量でしょう。
Anker 622 Magnetic Battery

マグネット式ワイヤレス充電機能搭載!コンパクトだけどパワフルな出力!
マグネット式のワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーです。スマホにくっつけてワイヤレス充電したまま片手で操作もできます。
スマホの背面に近づけることで強力なマグネットで固定され、ガッチリとした安定して充電が可能。カード大の大きさで重量140g。片手に収まるサイズ。
折りたたみスタンド付きなので、モバイルバッテリー兼スマホスタンドとしても使えます。スタンドでスマホを立てかけながら動画視聴が可能。
容量は5000mAh。出力は7.5W。iPhoneなら1回フル充電ができます。多機能であり、小さいボディでパワフルなのも魅力。
モバイルバッテリーとしてはややお高め。また、他の軽量タイプのモバイルバッテリーに比べたら重いかな?という印象。
ポートが複数あれば同時に充電可能!

ポート(出力ポート)=充電ケーブルの差し込みぐち。
差し込みぐちが複数あれば、モバイルバッテリー1台で複数のデバイスの充電が可能になります。小型モデルは1~2ポート。大容量で大型になると2~4ポートもあります。
差し込みぐちの形状にはUSB-AやUSB-C、ACコンセントなど種類があります。2種類以上の差し込みぐちがあればどんなデバイスにも充電が可能になります。
普段、スマホのみ充電するという場合はポートは1ポートで十分です。スマホだけでなくタブレットなど他のデバイスも充電したい場合は2ポート以上必要になります。
充電したいデバイスの数に応じがポート数のモバイルバッテリーを選びましょう。
おすすめの2ポート以上あるモバイルバッテリー
Anker PowerCore 26800
3ポート搭載した大容量モバイルバッテリー!
Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostwoを搭載しており、接続したデバイスを認識して適切な電力に自動で調整して急速充電されます。対応機種が幅広く、全てのApple製品、ほとんどのAndroid機器急速充電することができます。(アメリカの急速充電規格「Quick Charge」非対応)
入力ポートが2つあり、モバイルバッテリー本体の充電時間が短縮されます。スマホやタブレットを3台同時に急速充電できます。(合計最大6A)
26800mAhと超大容量なので、本体を一度フル充電すれば一週間以上再充電は不要。iPhoneなら6回以上、Xperiaなら6回以上の充電が可能。ほとんどのタブレットやUSB機器に複数回の充電が可能です。災害時の非常用バッテリーとしても優秀。
大容量なので旅行用にしても安心ですが、約495gとちょっと重め。荷物を軽くしたい方はより軽量タイプにした方がいいです。また、バッテリー本体を充電中は他デバイスの充電ができないので、別に充電器を持っておいた方がいいです。
モバイルバテリーで充電する際の注意
モバイルバッテリーの使い方はとても簡単です。どの製品もケーブルでデバイスを接続するだけで充電が可能です。
しかし、モバイルバッテリーを使う際にはいくつかの注意点があります。注意点を抑えておき、正しい使い方で利用することでバッテリーの劣化を軽減することができ、モバイルバッテリーを長持ちさせることができます。
充電しながらの操作は要注意!
スマホを充電しながら操作するという人は多いです。しかし、これはバッテリーの負荷が大きく、劣化を早めてしまう恐れがあります。
普段、何気なくスマホを操作している時にもスマホ内部に熱が発生します。また、充電している時にも熱が発生します。それは充電器にも言えることです。長時間接続した状態・負荷が大きい状態だと充電器も熱が発生します。
デジタル機器に熱は禁物です。
充電しながら操作するという行為は端末にも充電器にも熱を発生させる行為を同時にする最悪な状態と言えます。
できるだけ充電中は操作しないことをおすすめします。
過充電はバッテリーの劣化の恐れが・・・
過充電とは、100%充電された状態からさらに電力を供給してしまうことです。
スマホをモバイルバッテリーに接続した状態で長時間放置し、過充電をし続けてしまうことでバッテリーに負荷がかかり、充電の消費が早くなってしまう可能性があります。
現在、多くのスマホやデジタルデバイスには過充電を防ぐための「過充電防止機能」が搭載されています。これは主に、バッテリーが100%になるとデバイスが電力を要求しなくなる機能です。これにより過充電を防ぐことができます。
しかし、全ての端末に搭載されている訳ではありません。また、NTT・docomo・楽天など大手メーカーも過充電によるバッテリーの劣化の可能性が高いことを明示しています。「過充電防止機能」が搭載されていても念の為に対策をしておいて損はないでしょう。
バッテリーの劣化の恐れがあることから、スマホをモバイルバッテリーに長時間接続した状態にするのは避けておくべきでしょう。
温度の高い場所には置かない
前述したようにデジタル機器に熱は禁物です。
これは、モバイルバッテリーやスマホなどに使われているリチウムイオン電池は熱に弱いからです。
過充電などバッテリーにかかる負荷が大きいと内部に熱が発生します。しかし、もし日の当たる場所、火の近い場所など温度の高い環境に置くことで外からも熱が加わり、より熱がこもり、バッテリーの劣化の恐れが高まります。
バッテリーの最高許容周囲温度は45℃程度です。なので、
- コンロなどの火の近く
- 日当たりのいい場所
などの温度の高い環境で充電する行為は避けるようにしましょう。もちろん、充電中じゃなくとも、高温になる環境に置くことは危険です。
できるだけ、涼しい環境で使うことをおすすめします。
【女子ウケばり高おしゃれワイヤレス充電器の紹介】