
財布や家の鍵やスマホなどの貴重品は紛失してしまうことが一番怖いですよね。
どれだけ気をつけても落としてしまう可能性はあるし、落としてしまった場合はカードの再発行など様々な手続きを踏まなければいけないので後始末も大変です。
今回は、貴重品の紛失を防止対策としてガジェット好きに人気の「スマートタグ」についてご紹介します。
【最新!人気のスマートウォッチ紹介まとめ】
もくじ
スマートタグとは?
スマートタグとは、装着した物の位置を音や光で知らせるガジェットです。別名、置き忘れ防止タグ・紛失防止タグ・セキュリティータグとも呼ばれています。
中には、スマホのGPS機能と連携することで、Googleマップ上で位置をお知らせしてくれる機能が搭載された製品もあります。
外出先で貴重品を忘れてしまった・落としてしまった、という場合にも貴重品に装着したスマートタグがスマホへ位置情報を伝え、音や光を発して場所を知らせたりしてくれるので物の紛失を未然に防ぐことができます。
スマートタグの仕組み
スマートタグのほとんどがBluetoothでスマホに接続して連携するタイプがほとんどです。
スマートタグとスマホが接続可能距離を超えてBluetooth接続が途切れると、スマートタグが「紛失」した状態とみなします。
紛失(Bluetooth接続が途切れた)状態になると、自動的にスマホへプッシュ通知が送られたり、スマートタグはブザーを鳴らしたりして使用者へ紛失した状態であることをお知らせします。
GPS機能対応のスマートタグなら、位置情報を記録してGoogleマップなどで位置情報を確認することができます。
現時点では、ほとんどがBluetooth接続が途切れた時点で音や光などでお知らせするタイプで、位置情報を記録するタイプは少ないです。
スマートタグのメリット・デメリット
スマートタグは位置情報を知らせて紛失を防ぐためのガジェットですが、性質的なメリットとデメリットがあります。
メリット
貴重品の紛失が防げる
本来の目的である「物の紛失を防ぐ」機能は、頻繁に外出する方や物の紛失が頻発する方にとっては大変ありがたい機能です。
屋外でも屋内でも物を見つけやすくしてくれるので安心感を与えてくれます。
ペットにつけることで迷子防止にも!
物だけでなく、ペットの首輪などにつけることでペットが迷子になってしまっても位置を知らせてくれるので探しやすくなります。
ペットに装着する際には、防水・防塵機能付きを選びましょう。また、ペットの負担にならないようにできるだけ小型で軽量タイプだとなお◎。
装着と設定が簡単
シールタイプやカードタイプなど形状の種類がいくつかあり、物への装着方法は異なりますがどれも簡単です。
シールタイプなら本体に貼り付けるだけ。他のカードタイプ・キーホルダータイプなら財布の中、キーケースの中に入れるだけです。
設定についても、最初にスマートタグとスマホをペアリングすることで連携が完了するので簡単です。
※製品によっては特定のアプリのインストールが求められる場合もあります。
デメリット
位置情報の正確性が不安定
GPSの精度は、天候や大気の状態によって変化します。雨や台風の時などはGPS電波に影響が出ることがあり、位置情報に誤差が発生する原因となります。
また、建設物などの遮蔽物が多い場所でも誤差は生じやすくなります。なので、屋内・高層ビル群・悪天候という環境だとGPSの位置情報は正確性が低いです。
また、「◯ビルの◯階」という風に階数まで特定することはできません。
スマートタグが悪用される可能性もある
スマートタグの追跡機能を使って、不要な追跡で自宅を特定する事件が発生しています。
アメリカのTikTokインフルエンサーのアシュリー・エストラーダ氏の車から本人に覚えのないAirTagが発見されたことが報告されています。(参照:Real Sound)
このように小型のスマートタグを車やカバンに忍ばせることで相手の自宅や帰宅ルートを特定することが可能です。そのため、スマートタグを使ったストーカー被害が問題となっています。
ただ、使用者本人が正しい用途で使う分には、位置情報が漏れる可能性は低いです。
スマートタグの選び方
スマートタグを購入する際にチェックしておくべきポイントをいくつかご紹介します。
用途にあった形状タイプを選ぶ
スマートタグの形状には3種類あります。
キーホルダータイプ
キーホルダー感覚で本体に取り付けるタイプです。
鍵に取り付けられるのはもちろん、カバンに取り付けたり、バッグのポケットに直接入れたりしても使用可能です。
カードタイプ
カード程度のサイズと薄さのタイプです。
装着方法は、財布やパスケースに入れるだけです。薄いので財布の中を圧迫しないので入れても違和感がありません。
本体に取り付けることができません。財布・パスケースの紛失防止に向いています。
シールタイプ
スマートタグにシールがついており、本体に貼り付けて装着するタイプです。
こちらも装着は貼るだけで簡単。キーホルダーが取り付けられないようなノートPCやタブレットなどにおすすめ。
接続範囲が広いと○!
スマートタグは、基本的にBluetoothでスマホと接続します。Bluetoothの接続可能範囲は限られており、有効範囲はおよそ20〜50mのものが大半と言われています。
自宅・オフィスなど屋内で使用する場合は一般的な範囲でも十分ですが、行動範囲が広い方なら接続範囲は広いものをおすすめします。
一方で接続が切れた際に通知を送るタイプは、範囲が広いとなかなか通知が来ない場合があるため、注意が必要です。
防水・防塵機能があれば屋外でも安心!
アウトドア好きの方などは、防水・防塵機能があれば安心です。
ペットの迷子防止に首輪などに着ける場合も、ペットがはしゃいで水に入ってしまったり、水を飲もうとした際に濡れてしまう可能性があるので、念のために備えておいて損はないでしょう。