ドラッグストアでも購入できる「ハッカ油」。
ハッカといえば、独特の清涼感のある香りが特徴的ですが、このハッカ油を日常生活で使おうとした場合、具体的な使い方をご存知でしょうか?
有名なのは「ハッカスプレー」です。簡単に作れて使い勝手がいいので私もよく作っています。
今回は、便利アイテム、ハッカ油の使い方とハッカスプレーと作り方を解説します。
【日々の自炊を簡単にできる「ダイレクトフリージング」紹介】
ハッカ油の効能と特徴

ハッカ(漢字:薄荷)ハッカは、世界中で古くから利用されてきたハーブのひとつである「ミント」の和名。シソ科ハッカ属の多年生植物。
日本での本格的な栽培は、江戸時代に岡山県で始まりました。明治時代には北海道の北見地方で多く栽培されるようになり、最盛期には日本のハッカ生産量が世界の70%を占めていました。
現在、ハッカは世界中で品種改良が行われていますが、自然雑種も多く存在します。
品種として認められているものだけでも100種類以上存在しており、それ以外の雑種も含めると数百種類になるといわれています。
主に葉の部分が利用されており、葉から抽出した精油をアロマオイルやエッセンシャルオイルとして利用するほか、乾燥させた葉はハーブティーなどに使われます。
ハッカの効能
ハッカに含まれる成分は、殺菌・消毒、消化不良改善などさまざまは効果があるので、世界中で栽培され続けています。
具体的な効能を挙げていきます。
胃腸の機能を高める効果
ハッカに含まれるメントールには胃の働きを活発にする働きがあることから、消化不良の改善に効果があります。
アルコールを飲み過ぎたときや、食べ過ぎたとき、油ものを食べた後にはハーブティーを飲むと、胸やけを防いで消化を促進します。さらに、メントールには腸内ガスの排出を促す作用があります。また、スペアミントの主成分であるカルボンにも、消化液の分泌を促して胃を健康に保つ効果があります。
リラックス効果
ハッカには鎮静作用があり、不安を感じたときやイライラしているときにハーブティーを飲むと気持ちを穏やかにしてくれます。
気分を鎮める働きから不眠の改善にも効果を発揮します。さらにハッカには、リラックス効果があり柑橘類の果皮に多いリモネンも含まれます。また、頭をすっきりさせて気分をリフレッシュさせる効果があります。
殺菌・消毒効果
ハッカには殺菌作用があり、皮膚炎や虫さされのかゆみに効果があります。
古くから石鹸やシャンプー、歯磨きにも使われてきましたが、これらはハッカの持つ抗菌作用を利用したものです。
その他の効果
ハッカには痛みを緩和する作用があり、ハッカ油を肌にぬると打ち身や肩こりなどの改善にも有効です。
他にも乗り物酔いを軽減させる働きがあります。
ハッカ油は粘膜への刺激が強いため、肌にぬる際は注意が必要です。
【簡単!】ハッカスプレーの作り方!

SNSや動画でも話題となった「ハッカスプレー」の作り方はいたって簡単です。
用意する材料
- ハッカ油・・・5~6滴
- 無水エタノール・・・10ml
- 水…90ml
- スプレー容器…1つ
作り方の手順
- ハッカ油と無水エタノールを容器にいれ、よく混ぜ合わせる。
- 水をいれてさらに混ぜる。
- 完成!
これだけです。本当に簡単です。
エタノールもハッカ油はドラッグストアでも購入できるので、ぜひ試して見てください。
ハッカ油は「油分」であるため、油の性質上、先に水と一緒にしてしまうとあまり混ざらないので、先にエタノールと混ぜ合わせることがポイント!
使用する際もよく振ってから使用するようにしましょう!
健栄製薬 ハッカ油
清涼スプレーとして暑さ対策に!
ハッカ油に含まれるメントールは、肌に触れることで人間の「冷たい・寒い」と感じる冷感センサー(名:TRPM8)を刺激し、清涼感に繋がります。実際に温度が下がっていなくても、冷感センサーを刺激して「涼しい」と錯覚させることができます。
さらに、メントールと冷たい刺激を同時に与えることで、活性化温度しきい値が上昇します。つまり、冷風をより冷たく感じるのです。
前述で紹介したハッカスプレーを、蒸し暑い夜の寝る前に、暑い日中に出かける時にサッと肌にかけるとハッカの香りとひんやりとした清涼感で快適に過ごせます。
TRPM8とは、温度で活性化される「TRPチャネル」の1つで、冷刺激受容体です。
外部温度に刺激されて反応します。また、メントールなどの清涼感を与える成分でも活性化されます。TRPM8が活性化することで、外温度に関わらず清涼感を感じることができます。
自然由来の虫除けスプレーにもなる!

ハッカは、ミントから作られているので独特な清涼感がある香りが特徴です。この香りは、リラックス効果がありますが、一部の虫が嫌う香りでもあります。
ハッカを使って虫除け対策をすることで虫の発生を軽減することができます。また、自然由来の成分で作られるので肌にも優しく、ハッカの香りのリラックス効果も得られます。
あくまで「虫除け」効果が期待できるもので、「殺虫」効果はありません。
また、効果が1時間〜2時間程度なのでこまめに吹きかける必要があります。
健栄製薬 ハッカ油

ハッカ油にはこんな使い方も!
私は、ハッカ油を使うのは主にハッカスプレーを作る時なんですが、それだけでなくいろんな場面でも使えます。
夏場もさっぱりと清涼感が続く!ハッカ油のお風呂

お風呂は毎日の大切な習慣です。冷え性・疲労回復のためにも湯船にゆっくりと浸かりたいところです。
いつものお風呂の際に、バスタブにためたお湯にハッカ油を数滴垂らしてよくかき混ぜることで、ハッカの香りが広がり、リラックスができます。さらに、お風呂から出た後もメントール成分がさっぱりとした清涼感を与えてくれます。
絶対に数滴だけにしてください!
ハッカ油を入れすぎると冷感センサーが活性化し、清涼感を越えて寒さが止まらなくなります。
シャンプーに入れると清涼感のある洗い上がりに!

シャンプーボトルにハッカ油を数滴入れて使うと、清涼感が加わった洗い上がりになります。
ハッカ油には頭皮ケア効果もあるので一石二鳥になります。
家中のお掃除にも役立つ!
ハッカ油は、重曹やクエン酸などと一緒に使うことで、お掃除アイテムにもなります。家中のお掃除に活用できます。
ハッカ油と重曹で油汚れなどの掃除に!
重曹は弱アルカリ性なので皮脂汚れや油汚れなどの酸性の汚れを落とすのに適しています。酸性の汚れが発生しやすいお風呂場やキッチンなどの掃除によく使われます。
重曹で汚れを落として、ハッカ油の虫除け効果でゴキブリやハエなどの害虫の発生を軽減することができます。
ハッカ油とクエン酸は水回りの汚れに!
クエン酸は水垢や石鹸カス、尿石などの水回りの汚れを落とすのに優れているので、シンクやトイレ掃除におすすめ。
特に、尿石のできやすい便器のふち裏は、ハッカ油スプレーでお掃除する習慣を付けると、尿石防止につながります。
ハッカ油を使う際の注意点!
ハッカ油は便利な点が多いですが、扱う際に注意すべき点があります。しっかりとポイントを認識した上で使用しましょう。
注意点1:人によっては有害反応が起こる可能性も。
ハッカ油は希釈して使います。それは、ハッカ油の原液は刺激がとても強く、そのまま皮膚や粘膜に塗るとヒリヒリしたり赤みがでたり肌トラブルを起こすことがあるためです。
しかし、希釈しても人によってはかぶれや蕁麻疹など有害反応が起こる可能性があります。化学物質過敏症の方もおすすめしません。
原液が付いた場合は、大量の水(10~15分程度)で流して対処しましょう。刺激等が起こった場合は医療機関を受診してください。
心配な方はパッチテストをしておきましょう。
ハッカ油を使う際に、有害反応が心配な方は事前にパッチテストをして肌に異常がないか確かめてから使うと安心です。
- ハッカスプレーを用意。
- 肌の柔らかい部分にハッカスプレーを少量つける。
- 1時間ほど放置して様子見。
もし、赤みや痛みがでてしまったらすぐに水でハッカ油の成分を洗い流してください。
洗い流す時には、肌をこすらないように気をつけて、タオルで拭く時もタオルを優しくあてるようにして水を吸い取ります。
注意点2:目や粘膜には使用できない。
前述したようにハッカ油の成分が強力なので、希釈しても目や粘膜に付着してしまった時には激しい痛みを伴います。
もし、目に入ってしまった場合は水で丁寧にハッカ油の成分を洗い流してください。しばらく洗浄しても治らない場合は、すぐに眼科に行きましょう。 その時は原因であるハッカ油の瓶を忘れずに持って、医師の処置を受けましょう。
また、ハッカ油の原液が肌に付着すると肌荒れを起こす可能性もあるので、使い方には十分な注意を払ってください。
注意点3:肌が弱い方・赤ちゃんへの使用は控えましょう。
ハッカ油は本来、天然素材なので、希釈すれば基本的には安心して使うことができます。
しかし、前述したように万人に使えるわけではなく、肌の弱い方や赤ちゃんが使うと肌荒れを起こす可能性があります。
使っても大丈夫かどうかパッチテストをしてみて確認しておきましょう。少しでも異変があったら使用を控え、病院を受診してください。
注意点4:ペットには危険な可能性が!
猫などの小動物は精油を体内で分解ができないので、ハッカ油を摂取してしまうと中毒症状を引き起こすことがあります。
ペットが触れるようなところには決して決して置かないようにしてください。
犬の場合
基本的に使用することができるとされていますが、中にはハッカ油スプレー独特のスーっとした匂いを嫌がる犬もいます。なので、使用を開始する際は犬から離れた場所で少量ずつ使用して嫌がっていないか試してみましょう。
もし、嫌がらないのであれば、ハッカ油スプレーはダニを予防してくれる便利な防虫スプレーとして活用できます。
猫の場合
ハッカ油の成分を肝臓で代謝できません。そのために、体内に毒素が蓄積されて下痢・嘔吐・発熱・食欲不振などの症状が出る可能性があります。
ハッカ油を直接舐めるなどして、多量の摂取量であれば最悪の場合は、命の危険に陥ります。
もし、猫が誤ってハッカ油や精油を舐めるようなことがあれば、すぐに動物病院に連れていって、その旨を伝えて治療をしてもらいましょう。
ペットが以下の状態での使用は大きなストレスを与えてしまう恐れがあるのでできるだけ使用を控えてください。
- まだペットが小さい
- 妊娠している
- 病気で弱っている
以上の状態の時は、匂いや刺激に敏感になっていることがあります。そのため、ちょっとした刺激が大きなストレスとなり、具合を悪化させてしまう可能性もあります。
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