昨今のコロナ禍で在宅ワークが増え、自宅で過ごす時間が多くなったことで運動不足を心配して、健康のために運動を始める人が急増しています。
そんな中でスマートウォッチや活動量計が健康志向の層に人気を博しています。中でも足首に付けるタイプの活動量計やスマートウォッチは、「フィットネス・トラッカー」とも呼ばれ、普段からウォーキングを日常生活に取り入れる方や、毎日健康を考慮してランニングを行う方が、自身の消費カロリーを知るために使用することができる画期的なアイテムです。
今回はその足首に装着できるスマートウォッチについての解説と運動量の測定メカニズムについても触れて紹介していきます。
【スマートウォッチについての紹介記事】
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もくじ
スマートウォッチと活動量計
健康志向の人の多くは、スマートウォッチや活動量計を装着して自分の運動量を記録してチェックしています。自分の活動量などの情報をわかりやすい形で残すことで、より健康管理が簡単になるからです。
- では、スマートウォッチと活動量計のどちらを取り入れるべきなのか?
- 具体的な違いはなんなのか?
という疑問について解説していきます。
スマートウォッチとは?

スマートウォッチとは、簡潔に言えば腕時計型のコンピューターデバイスです。(参照:【2022年最新版】ウェアラブル端末、スマートウォッチの人気おすすめランキング!)
スマホと連動することでメールやLINE・SNSの通知を確認でき、ハンズフリー通話にも対応するウェアラブル端末です。
電子決済機能が搭載されたものなら、財布もスマホも取り出すことなく決済も可能。もちろん、活動量計としても活躍します。ほとんどのスマートウォッチがヘルスケアアプリと連動することで心拍数・血圧・歩数・消費カロリーetcの様々な身体情報を詳細に記録することができます。
基本的にスマホやタブレットなど別デバイスと連動することで真価を発揮します。活動量計としてでなく、スマートな腕時計として、ウェアラブル端末としても優秀なガジェットなので、オフィスシーンでもアウトドアシーンでも活躍します。
【最新版!】Apple Watch Series 7

スマートウォッチ人気の火付け役と行っても過言ではないのが「Apple Watch」です。
Appleはデザイン・機能性ともに洗練されているので日本では人気が高いですが、価格がお高めなのがネック。
最新モデルだと現在の価格はAmazonで70,000円越え・・・「フィットネス用にちょっと使ってみたい」という軽い気持ちで手を出せる価格ではありませんが、その他の機能が充実しているので、オフィス・プライベートなど幅広く使いたいという人にはおすすめです。
活動量計とは?
活動量計とは、運動量・歩数・脈拍・酸素摂取量・消費カロリー・睡眠状態などを計測できるアイテムです。
一般的には手首にはめたり、衣類に装着したりして使用します。ランニング・サイクリング・筋トレ・ヨガといった本格的なトレーニング・エクササイズから、健康管理やダイエットまでさまざまな用途で活躍します。
活動量計は、スマートウォッチよりも詳細な身体情報を記録することができます。また、スマートウォッチよりも小型で軽量なものが多いので運動時に装着しても違和感もなく、ストレスフリーです。
La Muse 活動量計 AM-132 (スノーホワイト)
女性のホルモンバランスに着目し、月経周期からダイエットに適した時期(ダイエットチャンス期)とそうでない時期(リラックスおすすめ期)を判別して無理のないダイエットプランに自動で調整します。
ダイエットの際には目標体重を設定することで自動的に目標の摂取カロリーと消費カロリーを計算してくれるので、分かりやすいです。
女性に嬉しい機能を搭載した女性向きな活動量計です。
スマートウォッチと活動量計の違いは?
両者の機能を解説しましたが、どちらも身体情報を記録・チェックできる機能を搭載しているという点は同じです。
では、大きな違いは何か?
健康管理に特化しているアイテムです。
歩数・消費カロリーの基本的な項目 + (モデルによっては)心拍数・ストレス状態・血中酸素量など詳細なデータの測定ができます。
CPU搭載の腕時計型のウェアラブル端末です。
基本的な身体情報の記録 + さまざまな機能(メール通知受信・ハンズフリー通話・電子決済etc)を搭載しています。
スマートウォッチと活動量計は搭載機能が似ているのでどちらがいいか迷うところですが、多機能で使う場面が多いのはスマートウォッチです。
健康管理機能は似てるならどっちでもいいかな、と適当に選んでしまうより、両者の違いを把握してどちらが自分に合っているかを見極めておきましょう。
- 運動時の身体情報の記録、という機能に絞るなら活動量計。
- 身体情報の記録 + α (アルファ)で他の機能も欲しいならスマートウォッチ。
上記のように考えるとわかりやすいかと思います。
足首に装着したい!という要望が意外と多い
スマートウォッチ手首に装着することを想定して作られています。
しかし、健康管理機能に特化したスマートウォッチ「Fitbit」のお問い合わせフォーム「Fitbit コミュニティー」には「Fitbitを足首に付けたい!」という要望が定期的に寄せられます。
では、なぜ足首に付けたいのか?数多く寄せられる理由をまとめました。
- 職場によっては手首に、時計含む装飾の着用が禁止されているため。
- 手首につけると邪魔くさいので足首に付けたい。
上記の理由がほとんどでした。
腕時計ならどこでも着用できる、とは限らないんですね・・・。確かに、装飾の着用を禁止している職場は多いでしょう。(医療現など)そんな職場でも足首なら付けていても問題はないでしょう。
それに普段からあまり時計を身につけないという方にとっては、いくら軽くても装着している違和感は残ります。その違和感を放置して運動してもパフォーマンスが下がる可能性は十分あります。
- どんな職場でも付けていられるような汎用性の高さ
- 装着時の違和感のなさ
足首に装着するメリット
足首に装着したい、手首に装着できない理由があることは前述で解説しました。
では、足首に装着する具体的なメリットがあるのか?
運動の妨げになりにくい
たとえば、足首に装着し、パンツスタイルで運動を行えば装着しているように見えません。
また、足首に装着することで、トレーニングの妨げになりにくく、少々ハードなトレーニングを行ったとしても気にすることもなくトレーニングに集中することができ、パフォーマンスを維持できます。
運動時の使い勝手の良さは魅力です。
足首に装着するデメリット
運動時の使い勝手の良さ、パフォーマンスを保つことができるというメリットはありますが、デメリットもあります。
足首の違和感が残る
製品によっては重量・サイズが、足首に装着するには大きく、付けた時の違和感を感じる可能性は十分あります。
それもそうです。手首につけたら違和感を感じるから足首につける。そうしたら今度は足首に違和感を感じるのは当然です。ただ、それを許容できるかどうかの違いでしょう。どんなに軽くても小さくても装着した感覚は残ります。それを違和感と捉えて着用をやめるか、手首の違和感よりましだと捉えるかの違いです。
ランニングのような足を動かす運動時には気になるかもしれません。
正確な測定ができない可能性がある
活動量計やスマートウォッチのフィットネス機能では歩数や心拍数を測定し、さらに消費カロリーの算出や睡眠計測もできます。
スマートウォッチがどのように計測しているかというと、電気信号による心拍測定と光学センサーを利用した方法を採用しています。
- 血圧
- 光学センサーを使い血流を測定し、血流が多ければ光の反射量が多く血圧も高い、そして少なければ血圧が低いとして、おおよその血圧を算出。
- 心拍数
- 光学式心拍センサーでLEDやフォトダイオードなどの光を手首の血管に照射し、血中のヘモグロビンの動きで心拍数を測定します。
- 歩数
- 振り子式・・・内部の磁石が振動するたびに通電して、歩数をカウントする方式。
- 3D加速度センサー式・・・3次元での加速度を測定し、歩行による振動とそのほかの振動を区別します。
他消費カロリーや血中酸素量などは光を照射して、皮膚下の静脈や毛細血管を計測する仕組みが主です。これらの仕組みは、皮膚表面に動脈血が少ない手首での使用を前提とした仕組みです。
そのことから、まずスマートウォッチは手首に装着する前提で設計され、手首できるような計測方法を採用されているんです。
なので、手首以外に装着することで計測の精度が下がる可能性があります。
計測機能としては、正確さが重要なので精度が下がるという可能性があるのはデメリットとして大きいでしょう。
伸縮性のあるバンドなら足首に装着可能!
現在、足首専用スマートウォッチというのはありません。
なので、従来のスマートウォッチに別売りのバンドを購入することで手首以外にも装着ができるようになります。
Tefeca アームバンド

ソフトで通気性が良く、軽量なバンド!快適に運動に集中ができます!
腕時計型のスマートウォッチを腕と足首の両方で使用できる専用バンド。マジックテープ式で着脱。
38センチ〜45センチ。すべてのバージョンのApple Watchで使用可能。
ソフトで通気性が良く、軽量なバンドは、湿気を逃がしながらソフトなクッション性を提供します。ランニングや運動に適しています。伸縮性のある素材は、あらゆる動きに適応し、一日中しっかりとした快適なフィット感です。
マジックテープ式なので、装着時にテープ部分がややチクチクとした感覚が気になるところ。それ以外は通気性・安定感・伸縮性合わせてフィットネスにはぴったりです