デジタルデバイスを使う上で避けたいのは何より電池切れです。現在、都内にはコンセントを完備した店が多いですが、いつでもどこでも充電できる環境が整っているとは限りません。(移動中の電車、コンセントのない飲食店など。)
そういった時に活躍するモバイルバッテリー。デジタルデバイスを使う方にとっては欠かせないアイテムです。
近年では、急速充電に対応したモバイルバッテリーが大手メーカーから数多く販売されています。この急速充電とは具体的になんなのか?今回は、急速充電の仕組みやおすすめのモバイルバッテリーを紹介します!
【おすすめの大容量モバイルバッテリーまとめ】
【モバイルバッテリーの選び方まとめ】
もくじ
急速充電とは?
急速充電とは、文字通り充電時間を短縮できる技術のことです。電力を供給する側から高い電力を送電することで短時間で端末をフル充電できる技術です。
従来の充電器でスマホ(バッテリー残量が0%)を充電した場合、フル充電が完了するまでにかかる時間は約2時間と言われています。この充電完了時間はあくまで目安であり、機種や充電器・ケーブルによって異なります。
デジタル端末を頻繁に使う方にとっては充電時間はできるだけ短縮したいところ。そういった方にお勧めしたいのが「急速充電」です。
メリットとデメリット
「急速充電対応」と表記されたモバイルバッテリーの需要が高まり、大手メーカーから数多くの製品が開発されています。
その急速充電対応の製品を持つことで得られるメリットとデメリットを挙げていきます。
メリット
急速充電という文字通り、充電時間が従来の充電器よりも短縮できるのが1番のメリットです。
スマホの依存度が高い方ほど充電時間が短いことはかなり魅力的ですよね。
デメリット
急速充電は高い電力を必要とする技術なので、バッテリーへの負荷が大きく、熱が発生しやすくなります。
端末やモバイルバッテリーに採用されているリチウムイオン電池は熱に弱く、内部の熱が高まるとバッテリーの劣化を早めてしまう可能性があります。
さらに、モバイルバッテリーに「急速充電対応」と表記されていても、ケーブルが急速充電対応でない場合は急速充電にならない可能性もあります。また供給側の上限電力が、端末の上限電力を下回っている場合も急速充電にならない可能性もあります。
急速充電にはいくつか条件があるため、充電する端末とモバイルバッテリー、接続に使うケーブルのスペックをよく確認しておく必要があります。
急速充電の仕組み
急速充電は、供給側が接続した端末に高い電力を送ることで充電時間を短縮する技術です。なので、充電速度は電力の大きさに比例します。高い電力が必要なので端末・供給側(充電器・モバイルバッテリー)にかかる負荷が大きくなります。
急速充電の仕組みはこれだけで説明が完了します。
しかし、急速充電の需要が高まったことで、各大手メーカーが独自の急速充電の技術規格を作っており、基本的にその各規格には互換性がありません。
各メーカーの急速充電規格を理解し、手持ちの端末に対応しているかよく確認しておきましょう。
急速充電の技術規格
急速充電規格の種類や対応機種を大まかに理解しておきましょう。
- Quick Charge
- 米国QUALCOMM社が開発したスマホ・タブレットを高速で充電できる規格。通常のUSB充電より高電圧にすることで、高速充電が可能。Androidスマホのほとんどが対応。
- USB Power Delivery(PD)
- ノートPCやMacBookを中心に搭載されている規格。iPhone8以降、最近の一部のAndroidスマホが対応。Googleが推奨しているので今後も普及していく可能性が高い。
- SmartIC(スマートアイシー)
- 本体に接続されたデバイスを自動的に検知し、そのデバイスに合った電流を送ることで急速充電が可能。スマートボードとも呼ばれる。デバイスを自動で検知するので対応機種が豊富。
- Power IQ
- Ankerが開発した急速充電技術。USBポートを識別して適切な電力を流すので、さまざまな機器に使うことができます。スマホの他タブレット・PCも充電したい方におすすめ。
- Voltage Boost(ボルテージブースト)
- 同じくAnkerが開発した急速充電技術。接続したケーブルの抵抗を認識し、電圧を自動的に調整することで給電能力が最適化。充電時間の短縮が可能。
- Super Charge(スーパーチャージ)
- HUAWEI(ファーウェイ)が開発した急速充電技術。HUAWEI純正品のみ対応。
ケーブルも急速充電対応しているものを!
急速充電をするためには有線接続である必要があります。(ワイヤレス充電器の需要が高まっていますが、ワイヤレス充電よりも有線接続の方が効率よく送電されます。)
送電にはケーブルを介すので、ケーブルにも高い電力の負荷がかかります。なので、電力供給量が大きいケーブル選ぶ必要があります。
もし、供給量が小さいケーブルで接続した場合、供給側から送電される電力量はケーブル側に合わせられます。供給量が大きいケーブルを選ぶことで、充電速度を落とす心配はありません。
【2022年版】急速充電対応のおすすめの人気モバイルバッテリー3選紹介!
第1位 Anker PowerCore Fusion 10000
モバイルバッテリー内蔵の充電器!1台2役の大容量タイプ!
高品質でコスパのいい製品が多いハードウェアブランド「Anker」の人気シリーズ「PowerCore Fusion」の最上位モデル。USB-Power Delivery(以下USB-PD)対応。
最大20Wの高出力。iPhone 13シリーズを最速で充電が可能。一般的な5Wの充電器の約3倍早い充電速度です。本体の充電時間は約4時間。
USB充電器にモバイルバッテリーが搭載。コンセントに繋げて通常の充電器と同様に使ったり、モバイルバッテリーとして単体でも使えます。容量は9700mAhと大容量。
AC100〜240Vに対応。海外でも変圧器がなくても利用できます。
モバイルバッテリーの中ではちょっと価格が高め。それでも7,000以下であり、機能性が高いのでむしろコスパはいいです。そこまでの出力・容量は要らない方にはもっと価格の安いタイプがいいでしょう。
第2位 ZENDURE Super Mini
コンパクトで持ち運び簡単!旅行しや出張にもピッタリなパワフルさ!
アイコニックなデザインがアメリカや欧州で人気の「ZENDURE」のモバイルバッテリー。
カードサイズのコンパクトさで180gと軽量。持ち運びが簡単で小さなカバンに入れてもカバンを圧迫しません。カラーも豊富でおしゃれなのが嬉しいところ。
10000mAhの大容量で20Wの高出。旅行用にも活躍できるポテンシャルです。
iPadのUSB-PDに対応。
第3位 MOTTERU MOT-MB20001-GY
シンプルでおしゃれなデザインで大容量!
デザインがおしゃれで女性も使いやすいモバイルバッテリー。
容量は20000mAh。ポートはUSB-C、USB-Aが1つずつ。2台同時充電が可能。
USB-PD対応で、スマホ・PC・タブレットに幅広く対応します。最大60W出力でき、大容量なのでPC用のモバイルバッテリーとしても十分です。
価格が8,000円ぐらいで高めです。PC用なら妥当価格でしょう。充電する端末がスマホしかなく、日常生活で使う用が欲しいという場合は容量は5000mAhで十分です。