
布団・マットレスを掃除することに特化した「布団クリーナー」。
布団は定期的に天日干しや布団クリーナーでお手入れをしないと湿気を含んでしまい、寝心地が悪くなったり、ダニ・カビが発生したり、体に悪影響を及ぼしてしまいます。
レイコップの登場以降、布団クリーナーがブームにもなってから一般的に普及し、現在では大手メーカーから特色ある製品が展開されました。
今回は、多くのメーカーが開発している布団クリーナーの中でも特に人気で機能性が優れているおすすめの布団クリーナーを紹介します。
【購入前に必見!布団クリーナーの選び方を紹介!】
布団クリーナーとは?
布団の中には、洗濯では落としきれないハウスダストが潜んでいます。放っておくとくしゃみ・鼻詰まり・かゆみ・皮膚の炎症など様々なアレルギー症状が出てしまいます。なので、布団は定期的に天日干しをするか、布団クリーナーで掃除をするなどのお手入れが必要になります。
天日干しをすることで軽減できますが、スペースがなくてこまめに天日干しができないという方も多いです。そんな方には布団クリーナーを導入することで天日干しと同等の効果を得ることができます。
ハウスダスト対策に使われることが多い布団クリーナー。特に以下に当てはまる方には布団クリーナーを導入することをおすすめします。
- 肌が弱い・敏感肌
- アレルギー・アトピー体質
- 花粉症
- 子ども・高齢者がいる家庭
原因不明の肌荒れ・体調不良の原因はもしかしたらハウスダストの可能性もあります。
ハウスダストを吸引してくれる布団クリーナーは、清潔で快適な睡眠には欠かせないアイテムですので導入することをおすすめします。
布団クリーナーと掃除機の違い
布団クリーナーと掃除機は、どちらもゴミを吸引する機能は同じです。では具体的な違いはなんなのか?
布団クリーナー
布団に潜むハウスダスト(ダニ・花粉・ちりetc)を吸い込むことに特化した掃除機です。細かいゴミの吸引に優れています。布団を掃除しやすいように形状や機能性が設計されています。シーツなどがひっつきにくく、もこもことした布団を掃除してもスムーズに操作ができます。
掃除機
主に床・カーペットを掃除することに特化した掃除機です。足元のゴミを吸い取ることが基本の設計です。繊維に潜むゴミの吸引には向きません。
布団クリーナーのメリット・デメリット
布団クリーナーを導入することで得られるメリット・デメリットはなんなのか?
筆者も一人暮らしを始めてから布団クリーナーを導入したのですが、導入してみて感じた感想なども含めて具体的に上げていきます。
メリット
メリット1:天候に左右されずに布団を掃除できる
天日干しをするためには晴天であることが第一条件です。曇りや雨の日の翌日などは湿度が高く、布団を干してもしっかりと乾燥させることが難しいです。
せっかく休日に布団を干したくても終日雨天で干せなかった、なんてことは頻繁に発生します。
その点、布団クリーナーは天候に左右されず、室内で布団をいつでも掃除ができるのが◎。
メリット2:しっかりとしたハウスダスト対策ができる
2〜3時間天日干しをすることで布団に潜むダニの繁殖を抑制させることができます。(完全に死滅させるには紫外線を60秒照射or50度以上の高温にさらす必要があります。)
しかし、ダニは布団の奥にも生息しており、天日干しだけでは奥に潜むダニを除去できません。さらに、ダニのフンや死骸も取り除くことはできません。
天日干しor布団乾燥機でしっかりと乾燥させた後に布団クリーナーを使うことで、死滅したダニをより確実に除去することができます。
ダニだけでなく、シーツや布団の中に潜む菌・花粉などのハウスダストを99%除去できるので天日干しよりも確実な対策ができます。
メリット3:脱臭・除菌もできる!
天日干しには脱臭・除菌効果がありますが、布団クリーナーの中にも同等の機能を搭載した製品があります。
高温の温風で臭いの素を蒸発させることで臭いを軽減することができ、UVランプから紫外線を照射することで繊維に付着したウィルスを除去することができ、常に布団を清潔に使うことができます。
デメリット
デメリット1:兼用タイプもあるが、基本的には布団専用
布団クリーナーのほとんどが布団専用になり、他の場所の掃除には不向きです。(中にはカーペットなど他の場所の掃除にも兼用できるタイプもあります。)
通常の掃除で使う掃除機+布団クリーナーを使い分ける形になります。比較的コンパクトといえどそれなりのサイズですので、収納場所をしっかりと確保しておく必要もあります。
収納場所が少ない・できるだけ1台で済ませたいという方には兼用タイプをおすすめします。
デメリット2:布団全体を掃除するには時間と体力が必要
布団クリーナーを使うコツは、全体を満遍なくしっかりと掃除することです。(UVランプ搭載したタイプなら、1スポット60秒がベターです。)
全体を掃除をするにはそれなりに時間と体力が必要になります。本体が重いと負荷がかかり、より体力を消耗します。
布団クリーナーを使うのは、時間のある休日の午前中にしておくといいでしょう。
体力のない筆者は買い物後に布団クリーナーを使ったところ、かなり疲弊したので体力がある午前のうちにやっておいた方がいいです。
アイリスオーヤマ 布団クリーナー IC-FAC4
高速振動でダニやちりなどのゴミを浮き上がらせ、強力な吸引力で吸い取ります。
ダニ・ちりセンサーが搭載されています。ランプの色によって布団に潜んでいるゴミの量をお知らせしてくれるので大変わかりやすいです。(個人的な激推しポイントです!)
選ぶ際のチェックポイント!
布団クリーナーを購入する際に、自分のライフスタイルに合ったものかどうかを確認しておく必要があります。そのために、最低限確認しておくべきポイントをいくつか紹介します。
兼用か専用か?
布団クリーナーは基本的に布団専用ですが、幅広い製品の中には床・ソファーなど他の場所も掃除ができる兼用タイプがあります。
掃除機を複数所持することで収納場所を取るのが嫌という方は兼用タイプか布団専用タイプなのかを確認しておきましょう。
コードレスなら取り出しやすい!
布団クリーナーには、「コードありタイプ」と「コードレスタイプ」があります。
コードレスタイプ
充電式のバッテリーで稼働します。掃除をするときはバッテリー切れに注意する必要があるので、定期的に本体の充電が必要です。しかし、その分取り回しが良く、手軽に使えます。
使える時間が決まっているため、1度にたくさんの布団は掃除できませんが、1~2枚程度であれば十分でしょう。
一人暮らしの場合、コードレスタイプでも十分でしょう。
コードありタイプ
コンセントに直接繋いで稼働します。電源コードの長さによって使用できる範囲は限られます。しかし、バッテリー切れを気にせず使えます。
3枚以上の布団を掃除したいと検討している方はコードありタイプがおすすめです。
軽量ならさらに操作しやすい!
布団クリーナーを使う際には、本体の重量が重要になります。
軽量であればあるほど操作が簡単で小回りもききます。
また、布団全体を満遍なく掃除するには少し時間がかかるので、本体が軽い方が腕にかかる負荷を軽減できます。
ダストボックスの掃除方法は3タイプ!
クリーナーが吸い込んだゴミが溜まるダストボックスの構造は主に3種類に分けられます。
構造によって手入れのしやすさやランニングコストなどに違いがあります。それぞれのメリット・デメリットを把握してライフスタイルに合ったものを選びましょう。
- 紙パック式・・・ダストボックス内に紙パックがセットされており、紙パックにゴミが集まる構造。定期的に紙パックを交換する必要があります。
- サイクロン式・・・遠心力によりゴミと空気を分離する構造。ゴミは直接ダストボックスに集められます。
- カプセル式・・・フィルターによってゴミと空気を分離する構造。サイクロン式同様にゴミは直接ダストボックスに溜まります。
吸引力にこだわるならサイクロン式!
「サイクロン式」は、遠心力でゴミと空気を分離してダストボックスに溜める方式で、吸引力が落ちにくいのが特徴です。
紙パックやフィルターは使わないので、消耗品の費用やお手入れの手間が少なく済みます。
また、溜まったゴミを簡単に捨てられるモデルが多いのも特徴。さらに、水洗いができるモデルなら布団クリーナーを清潔に保てます。
【アイリスオーヤマの布団クリーナーを本音でレビュー!】