
初めて一人暮らしを始める方にとっては家具・家電選びは大切です。
家具の中でも特に、ベッドは一際大きく部屋の場所を取り、部屋の印象を大きく左右する家具です。さらに、一人暮らしの方の多くは1Rや1Kの間取りにお住まいであり、その場合のスペースも限られてくるのでさらにベッド選びが重要になります。
今回は、一人暮らしの方向けにベッドの選び方と人気のおすすめベッドを紹介していきます。
【布団乾燥機「カラリエ」を使ってみた感想を本音でレビュー!】
もくじ
ベッド派?敷布団派?どっちがいい?
そもそも、ベッドを選ぶ前に、ベッドで寝る派か敷布団で寝る派かで別れるかと思います。ずっと敷布団だったけどベッドに使用か悩んでる、という方もいるでしょう。
そこで、ベッドを使うことで得られるメリットを解説していきます。メリット・デメリットを理解した上で自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう!
ベッドのメリットとデメリット
メリット
布団を敷く手間が省ける
敷布団の場合は、布団を畳んだり広げたりすることで部屋のスペースを確保することができるメリットがありますが、その都度布団をしまうのが手間です。
特に、朝は学校や仕事の支度で時間がありません。毎朝いちいち布団をしまことを考えるとかなり大変です。
しかし、ベッドならしまう動作が不要なので手間を省くことができ、起きたらそのままスムーズに朝の支度に取り掛かることができます。シーツや掛け布団を整えるだけで済むので片付けも簡単なのも嬉しいポイントです。
寝心地が良い
人によって寝心地の好みがありますが、敷布団よりもベッドの方が寝心地が優れていると言われてます。
ベッドはフレームにマットレスをセットして使うものです。マットレスは寝返りが打ちやすく、体への負担が軽いので快適な睡眠を確保できます。気持ちよく眠れることで睡眠の質が上がり、疲れも取れやすくなります。
また、人によって体型や寝姿勢も違いますが、マットレスは製品の種類が豊富で自分の好みに合わせて選べるのもポイントです。
起き上がる時の負担が抑えられる
敷布団の場合、起きてから立ち上がるまでの動作が足腰に負担がかかり、シニア層やひざ・腰に持病がある人にとっては体を痛める原因にもなります。
その点、ベッドは座った状態から楽に立ち上がれるので足腰の負担が軽減できます。ベッドによっては、脚を交換・調節することで高さ調整できるものもあります。
デメリット
スペースを取る
ベッドは部屋の中でも特にスペースを取る家具です。部屋を狭く感じたり、圧迫感を感じる可能性があります。
また、部屋を大きく占める家具なので、ベッドで部屋の印象が大きく変わる可能性もあります。ベッド以外の家具を統一できたけどベッドだけが悪目立ちしてしまう、なんてことにもなりかねません。
さらに、ベッドは寝ていない時は使わないのでデッドスペースとなってしまいます。デッドスペースになることを懸念する方は、収納スペース付きベッドか折り畳み式ベッド、あるいはソファーに変形できるベッドをおすすめします。
お手入れが手間
ベッドの場合、マットレスを定期的に立てかけてしっかりと乾燥させる必要があります。
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかいていると言われています。マットレスはその水分を吸収しているので湿気がこもりやすいです。放っておくとカビが発生してしまい、皮膚が荒れたりアレルギー反応が出て健康的にもよくありません。
しかし、こまめに乾燥させなきゃ!と過度に心配することはありません。目安としては、月に1回程度マットレスを立てて乾燥させる、部屋の換気をしっかりするなどの除湿対策を行えば、過度に心配する必要はありません。
運びだす・処分するのが大変
ベッドは大きな家具なので引っ越しなどで外へ持ち出すのが大変です。また、古いベッドを処分をする時にも大型家具として処分するため費用と時間がかかります。
もし、ベッドを処分したいとなった場合は、業者に依頼するか購入した店舗で引き取りサービス(店舗によってはサービスがないところもあります。)を利用する必要があります。
ベッドの選び方
一人暮らし向けのベッドを選ぶ際には、事前にチェックしておくべきポイントがあります。ポイントを押さえておき、使いやすいベストなベッドを選びましょう。
伸び伸びと寝返りがしやすいサイズが理想!
ベッドを選ぶ時には、サイズ選びが大切です。スペースを確保したいがために小さいベッドを選んでしまうと寝返りが難しく睡眠の質が下がってしまいます。逆に大きすぎてもスペースを取りすぎて圧迫感を与えてしまいます。大切なのは、快適な睡眠ができてスペースを取りすぎない適度なサイズ感です。
特に、眠っている間に人は寝返りを打つので十分なベッド幅があることで寝心地がいいと感じます。そのため、一般的には理想的なベッド幅は肩幅+30cm以上だと言われています。
また、脚を伸ばして、枕を使うことも考えると長さもそれなりに確保しておく必要があります。目安としては、身長+20cmあれば伸び伸びと足を伸ばすことができます。
なので、ベッド選びに入る前にまずはメジャーで肩幅と身長を計って自分の体のサイズを正確に把握しておきましょう。
6畳〜8畳の1R・1K = シングルサイズが妥当
※シングルより大きいセミダブルサイズならゆったりとした横になれますが、8畳以下の部屋だと他の家具を置くスペースを確保できなくなる可能性があります。
スペースを有効活用できるタイプだとデッドスペース問題解決に!
ベッドを置く時に気になるのがデッドスペースができてしまうことです。対策としては、省スペースも有効活用できる形状のベッドを選ぶと手っ取り早いです。
省スペース向けとして人気のベッドの形状にはいくつか種類があるので、その中で特に自分が使いやすいものを選びましょう。
ロフト式ベッド(システムベッド)
ロフト式ベッド(システムベッド)とは、二段ベッドの上段だけで下段がないデザインが特徴です。主に下段部分にデスクやソファーなどを置いてデッドスペースを活用されます。
ハイタイプ・ミドルタイプ・ロータイプなどがあり、用途や収納スペースに合わせて高さを選べます。
引き出し付きベッド
引き出し付きベッドは、高さは通常のベッドと同程度ですが、ベッド下部分に収納スペースが付いているのが特徴です。
収納スペースが増えるので、他の収納家具の購入費をカットできる可能性があります。また、価格も通常のベッドよりも低価格で購入しやすいのも魅力。
折り畳み式ベッド
折り畳み式ベッドは、ベッドのフレームごと折り畳むことができる省スペースベッドです。
使っていない時は折り畳んでスペースを確保することができるので部屋全体をスッキリ見せることができます。こちらも比較的低価格。
ソファーベッド
ソファーベッドは、ベッドを変形することでソファーになる兼用ベッドです。
1Rや1Kの部屋の場合スペースが限られるのでベッドとソファーを置くだけでかなり部屋が圧迫されます。
ベッドとソファー両方置きたいけどできるだけ部屋は広く見せたい、という方におすすめ。
マットレスにもこだわりましょう!
マットレスは寝心地を大きく左右する大切な寝具です。快適な睡眠のためにはマットレスにもこだわりましょう。
マットレスにはコイル式とノンコイル式の2種類があります。
- コイル式
- コイルスプリングの上に詰め物が入っているスタンダードなマットレス。ノンコイル式マットレスよりも長持ちしやすい。
- ノンコイル式
- 低反発や高反発、ファイバー系などで作られたコイルスプリングが使用されていないマットレス。コイル式マットレスよりも軽く、ローテーションなどのメンテンナンスがしやすい
マットレスの性質とライフスタイルが合致しているかよく吟味しましょう。